やってきましたHeartnetとMarshmallowの食べ歩き
密着取材!!(何
今回2人が訪れたのは、札幌市中央区西11丁目に位
置する、沖縄家庭料理「からから」さん。この店は、
札幌市営地下鉄東西線の西11丁目駅3番出入り口の
階段を少し下った飲食店の奥に位置する、いわば隠
れた名店なのだが、一見さんには少しわかりにくい
かもしれない。喫茶店や蕎麦屋に続く通路を突き進
み、突き当たりの角を左に曲がれば、今までの殺風
景な通路風景とは一転、華やかな南国のムードが貴
方を包んでくれること間違いないであろう。この沖
縄家庭料理「からから」さんは、店の前にメニュー
を出していないため、最初は不安に思うかもしれな
いが、一歩店内に踏み入れるとアットホームな雰囲
気がお客さんをおもてなししてくれる。席は基本的
に地下店舗ということからか割と少なめ。自由席と
なっており、好きな席に座る事が可能。利用人数は
個人で最低1人〜最高4人まで。団体では、10名
前後が良いだろう。天井も高く、全く息苦しさを感
じさせない構造で、間接照明がよりこの店の雰囲気
を良くさせていると思われる。席のタイプはカウン
ター席(4〜5ブロック)とBOX席(2〜3席)
が用意されており、カウンター席にはこのお店自慢
の沖縄限定の本場"泡盛"が数多く並べられている。
そしてこの「からから」さんの店名の由来である
"からから"という酒道具の紹介もしたいのだが、そ
れについての詳細はHeartnetのレビューをご参照頂
こう。カウンターでは札幌でも少ない『沖縄のイケ
メン(?)板前さん』や見るからに店長さんであろう、
というオーラをまとったお姉さん(?)が接客してく
れ、様々な話(北海道と沖縄の違い・沖縄小噺)を
して楽しませてくれる。

 そして今回、Marshmallowが悩みに悩んで注文した
のが下記の2品目。
T.らふてぃ〜 U.シークヮサードリンク
である。「からから」さんは居酒屋ということで、 出される料理は基本的に一品物ばかりなのだが、何 点か定食も用意されているのでそちらも是非利用し たいところ。北海道ではなかなか巡りあう事が出来 ない、貴重な食材も。メニューはウチナーグチ(沖縄 語)で表記されているので何かわからなかったら店員 さんに聞くと教えてくれるので積極的に質問してみ たりするのも、会話の種となったり勉強となったり で面白いかも。  そしてここからはレビューといこう。
 まず丁寧に煮込まれた豚肉にそっと箸を下ろすと…   ホロッ・・・。  ・・・すっ・・・すげぇよ!!!  本来弾力があるはずの豚の肉が、      蒸かしたジャガイモの様に           艶やかに崩れていくのです!!  そんな柔らかくなるまで煮込まれた       宝石のような豚肉を大切に一口・・・。   ハフハフ・・モフ・・。(・・・トロ〜ンリィ)
旨い!!!
 説明の仕様がありません。     いや、説明する余裕が無いほど美味です!!     ホックリとした男爵いものような歯ざわりの赤身に    トロリとしたクリームシチューのような脂身…
し・か・も!!
  全然脂っこくないんです!!    何度も煮こぼしてまさにゼラチン質だけを残した
『芸術品級』
  な食感!!    さらに研究に研究を重ねたであろう                  苦労が垣間見れる
『秘伝の味付け』
    が際立つしっかりとしたスープ!!    正直、感動しました。   小さい具材に大きな夢が詰まってるというか、   大きい夢が小さな具材に託されているというか…。   まさに、
絶品です。   皆さんも是非、自らの足を運び、         実際に食してみては如何でしょうか。  そしてそうそう、忘れる所でした、シークヮサー ドリンク(笑)  この"シークヮサー"というのは沖縄等の南国で収穫 される柑橘類の一種で、みかんとレモンを6:4でブ レンドしたような風味が特徴です。標準語にすると "シー"は酸っぱい、そして"クヮサー"は食べさせると いう意味になるそうです。そしてたまに四季柑(しき かん)というものも聞くかもしれませんが、これはシ ークヮサーよりも酸味が非常に強く、普通の人はその ままではとても飲めるものではありません。なので、 一般的にドリンクとして飲用する場合は4〜5倍に希 釈してから賞味したり、または油物をちょっとさっぱ りさせるために使用したりと、様々な工夫を施してい るようです。で、元来柑橘類が大好きなMarshmallow は普段Lemonを蜜柑のように丸ごと食べたりしている わけですが、たまにこういった食事の場で柑橘系のド リンクをとって、口の中を爽やかにリフレッシュさせ て"食"を楽しむのもまた良いものがあります。ちなみ に味は『うまい!!』この一言に尽きます(笑) -補足-  今回取材させていただいた「からから」さんは、同 じ通りに面した大通公園(札幌市営地下鉄大通駅1番出 口)に建つ、『昭和ビル』B1Fにもお店(西5丁目店)を 構えていらっしゃるので、そちらにも是非お足をお運 び下さい♪ -店員さんへ-  ページ作成のお約束の時期が大変遅れてしまい、本 当に申し訳御座いませんでした。 つい最近まで私Marshmallowは就職活動、Heartnetは アルバイト等の都合が重なってしまいましてなかなか 作業が出来ませんでした。ここに慎んでおわび申し上 げます。
総合評価:★★★★★





 その日、またも私は専門学校の体験入学に行ってい
たわけだが、それまでにMarshmallowが色々と手を回し
てくれたおかげで様々な特別待遇を受けさせてもらえ
ることとなり、お礼も兼ねてMarshmallowに何か御馳
走しようと考えていた。しかし予算もそうあるわけで
はないので、せめて彼の好物である立食い蕎麦でもと
思っていたのだが、目を付けていた店にいざ行ってみ
るとその日は休業日であった。他の店を探そうにも付
近の店はほとんど行ったことがあり、せっかくなら取
材をとも考えていたためにそれは難しい判断だった。
と、近くに以前から行こうと決めていた沖縄料理居酒
屋があることを思い出した。しかしその時点ではまだ
16時を少し回った程度の時間。居酒屋が開いている可
能性は低かった。

 神は我らに微笑んだ!!
平日でも16時から、その日土曜日は15時から営業して
いるとのことで、意気揚々と店へ続く怪談を駆け下り
る男二人。人気のない通路の果てに、「からから」は
静かに、しかしすさまじい迫力をもって存在していた。
亜熱帯植物に赤い掛け物、そして赤瓦。一目見て沖縄
とわかる外観だ。

 入店と同時に「めんそ〜れぇ♪」と言われるのかな
んてちょっと期待していたが流石にそこまで沖縄沖縄
しているわけでもなく、落ち着いた内装に吸い込まれ
るように我々は奥のカウンター席へと向かった。カウ
ンターにはいくつもの泡盛の甕が並び、見る者の食欲
をそそる。ぱっと見で沖縄の人とわかる顔立ちをした
店員さんが数人、中で忙しそうに動き回っていた。
すみません、と若い男性店員に声をかけ、私はゴーヤ
ーチャンプルーとオリオンビールを、Marshmallowは
ラフティーとシークヮーサージュースをそれぞれ注文。
すぐに出てきたのはお通し。まあ居酒屋なのだから当
たり前と言えば当たり前。が、さすがは沖縄居酒屋、
お通しはなんとチラガーである。そういわれてもなか
なかピンとくる人はいないと思うが、これは豚の顔の
皮。面皮と書いてそう読むのだ。沖縄の市場では普通
に売られているが、初めて見るときには少なからず
ショックを受けるものだが、沖縄では豚は「鳴き声
以外全て食べる」と言われている。なるほどうまい
表現だ。で、実際このお通しはどうだったのかと言う
と、基本的にHeartnetは見た目にグロいものが苦手な
ので正直抵抗があった。だが、柔らかく煮込まれた
食感と口中に広がる香りに瞬速K.Oされ、メニューに
無いことが残念ですらあるほどだった。お通しはお
そらく毎日変わるものであろう。であれば、これに
巡り会えた日は幸運と言えよう。


---レ・ビュー---
ゴーヤーチャンプルー
 ごろん亭のとは違い、ちゃんと玉子が入った本格派。 沖縄で食べてきた人にも文句を言わせない。豚肉では なくあえてポークランチョンミートを使っているとこ ろもにくい。切り方・炒め方・具材全てが、食した者 に沖縄の情景を浮かべさせる…かどうかはわからない が、とりあえず私はこれを食べて花笠食堂で食べた味 を思い出し、北海道でこの味が楽しめるのかと驚かさ れた。本当に好きな人はぜひ一度食べて欲しい。私の 駄文ではとても筆舌しがたい感情がこもった味だから。
ラフティー
 正直、私は未だに本物のラフティーがどんなものな のかよくわかっていない。というのも、行く店行く店 で、独特の味を持っているからだ。先述のごろん亭で のラフティーはしっかりと煮込まれ、どうして四角い ままでいられるのか不思議なくらいどろどろで箸を入 れるのも躊躇われるほどだった。対してこれまた先述 の花笠食堂とここ、からからのラフティーは鹿児島の 角煮のように煮込みすぎず、鶏肉のような魚肉のよう な不思議な食感を豚肉に与えているのである。ごろん 亭が北海道向けにアレンジされていることを考えると こちらの方が原型なのだろうか。双方に良い点はある が、そこは個人の好みの差となるのであえて発言は控 えさせていただく。とりあえずMarshmallowの絶賛ぶ りを見てもわかるように味には店員さん方のラフティー にかける情熱が十分に伝わっている。
ビール
 沖縄と言えばこれ、オリオンビール。沖縄が好きと かそうじゃないとかは抜きにして、これは本当にうま いビールだ。ただ、暑い地域で生まれたものだけにスッ キリ感が強いため気温の低い北海道や東北ではあまり 好まれないかも知れない。しかしここ数年、北海道の 夏も暑くなってきているし、今後に期待したい。  ところでこの、「からから」という耳に面白い響き の店名の由来は泡盛を入れる、急須のような形をした 容器の名前らしい。急須型の徳利と言えばわかりやす いだろうか。 ――――沖縄料理。 やはり暑い地域で生まれたものは暑い時期に食べた方 が何倍にもおいしく感じられるだろう。今回我々が行 ったときは真冬だったが、次はぜひ真夏に訪れたい。
※からからの従業員の方々にお願いし、店内の写真を  撮らせていただきました。  しかし、アップすると約束してから早三ヶ月。大幅に  更新が遅れてしまったことをここにお詫びします。 総合評価:★★★★★




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